「すごい久しぶりだねー。部活はどう?」 「頑張ってますよ。」 「そっかそっか、えらいぞー。」 私は冗談ぽく言って東条くんの頭に手をおく。 すると、東条くんは少し顔を赤くする。 いや、やっぱ後輩はかわいいもんだ。 人は少し苦手な私だけど、中学時代後輩のことはすごく可愛がっていた。 いやいや、懐かしい。 「子供扱いしないで下さいよー。」 東条くんが口をとがらす。 「あー、ごめんごめん。ゆっくりお話したいとこだけど、今忙しいからまた今度ね?じゃあ、ごゆっくりどーぞー。」