「御用改めである!」 沖田の声と同時に、桝屋の中へと入っていく。 中から、主人である桝屋喜右衛門が出てきた。 新撰組の姿を見た桝屋は、急いで店の奥の方へ走っていった。 「沖田。私が行く」 「分かりました。皆さんも、この中を調べて下さい」 急いで追いかけると、桝屋は何かを燃やそうとしていた。 私はそれを奪い、懐に入れる。 桝屋の腕を掴んで、表の方へと戻っていった。 二番組の人が桝屋を屯所に連れて行くと、私は沖田の方に行った。 「千春さん…。これを、見て下さい」