―― ―――― ゆらゆらと揺れる、船の中。 不安で仕方がなかった。 近藤も沖田も、他の皆も…。 皆、歴史通りにいなくなってしまった。 じゃあ、次は…。 それ以上考えられなくて、不安でいっぱいだった。 「土方…」 「何だ」 「私が、未来から来たって言ったの、覚えているか?」 土方は少し笑った。 「あぁ。それがどうした」 「…私を置いて行くなよ」