そして、また襖が開いて、島田が入ってくる。 「船が、到着しました」 近藤が頷いた。 「…出発しよう」 そして私達は、荷物を持って、船に乗り込んだ。 山崎も運び、船の中にある布団にまた横にさせる。 「……」 大丈夫だ…。 きっと、大丈夫…。