すると、土方は呆れたように溜め息をつく。 「やっと分かったか」 「だって、いつも男の格好してるんですもん。でも、そんなに綺麗なら、ずっとその格好してればいいのに…」 「まぁ、また気が向いたら着るよ」 私がそう言うと、沖田は笑顔になる。 そこに、土方が口を挟んできた。 「ほら、もうこんなに遅い。総司も早く寝ろ。俺らも、もう行こう」 そして私達は、自室へと戻っていった。