一階では、永倉や藤堂が戦っていた。 私も、人を斬っていく。 その時…。 藤堂の後ろから、男が刀を振り上げた。 「ーー藤堂!!」 私が叫ぶと、藤堂がこっちに振り返った。 次の瞬間… ザシュッと、嫌な音が響く。 目の前で、額を斬られた藤堂が倒れていく。 新撰組は、どんどん不利になっていった。 藤堂が重症、永倉も左手を負傷…。 私は、ある事に気が付いた。 沖田は……?