分かんないけど……多分、いや、絶対そう!




「ううんっ…違って、ない」


《あ、認めた。珍しい~》




え?何その感じ!?


まさか……ツンツンを根に持っている!?





「べっ別に、“しても”いいよってこと!あたしがしたい訳じゃないもん!」


《あーはいはい。じゃあ明日、○○駅に10時な。遅れんなよー》


「遅れません!」




猛のちょっと笑ってる声を最後に、電話は切れた。



うわぁ~んっ!またやっちまったよ~!つくづく思うけど、本当にあたしって可愛くないよ……。




はぁー…と溜め息を吐くと、もう一度携帯が震えた。



今度は歩からのメール。見てたのか?と尋ねたいくらい、タイミングばっちり。