あなたの”その”足元へ

恋愛(ピュア)

Riku.K/著
あなたの”その”足元へ
作品番号
778545
最終更新
2012/08/15
総文字数
33,565
ページ数
93ページ
ステータス
完結
PV数
90,257
いいね数
1
「ごちそうさま」
初対面でキスして綺樹(あやな)はそう言った。


「彼女、あんたの手に負えないわ。
 止めときなさい」
育ててくれた蕾奈(ライナ)は忠告した。


「なぜ、お前は、そんなに自分を追い詰める?」
涼(りょう)は、言葉にできない、きりきりとした想いを抱く。


「涼、おまえの母の実家が探している。
 平安時代までさかのぼれる名家だ。
 ライナの家とも釣り合いが取れる」 
「おれもおまえの”仕事”だったの?」


涼が問いかける。
「なに、したんだ?」
「復讐」


彼女の淡い瞳と合うと、深く深く、奥へ奥へと心に侵入される。
目をそらせても、もう逃れられない。
捕らわれる。


出会って、歯車がきしみだす。
人生が狂いだす。

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