[【殺人ゲーム】クリック!]



気が付いたときには、私の手には血のついたナイフが握られていて。


目の前には、腹部を押さえ、膝を床につけ、私を見上げる父親の姿。


あはははは。


なんて無様な姿。


あんたなんか、もう怖くないわ。


この年で死ぬのは少しだけ可哀想だから、仲間をつけてあげる。


ほら、嬉しいでしょう?


あんたが一度は好きになった女よ。





ナイフについた血が、高級そうな絨毯を汚していく。


『見ぃーつーけた。』


眠る母親目がけて、雨希は力いっぱいナイフを振り落とした。





母親の、カッと開いた目が忘れられない。


その後流した涙の意味も。