禁断の姉弟愛 ~欺くのはどっち?~

「和也、お腹空いたでしょ? 何か作るわね」


「ん? それよりも……俺は姉貴を食べたい!」


「え? ちょっと、和也……、ひゃっ」


 和也がちょっと屈んだと思ったら、私の体がフワッと浮き上がった。和也に、いわゆるお姫様抱っこをされたのだ。


「このまま寝室に直行!」


 とか和也は叫び、私を抱っこしたまま階段を上り始めた。


「ちょっと、危ないから……」


「平気、平気。その代わりしっかり掴まってよ?」


「う、うん……」


 私は和也の首に腕を巻き付け、しっかりと掴まった。


「ほら、新居に花嫁を迎え入れるとき、花婿が花嫁をこうやって抱いて歩く儀式があるだろ? どこの儀式かは知らないけど。玄関では出来なかったけど、せめて寝室に入る時にしようって決めてたんだ」


「もう、和也ったら……。疲れてないの?」


「ぜんぜん!」


「若いのね?」


「あ、そういう事言うんだ? これはお仕置きしないとな」


「お仕置きって?」


「ん……そうだなぁ。朝まで寝かさない、とか?」


「え~っ!?」