「いいえ、それは出来ません。 貴女は我が櫻澤家にとって、半分敵で半分味方。そんな者に警戒など解けるはずもありません。 それに…知っているでしょう?我が本家は何処でも警戒を張らねばならない。もしかしたら貴女が偽物へ成り変わってるかもしれない。 傷に関しても心配ありません。私は不死身というわけではありませんが、学園から家まで歩いても傷が開かない自信はありますから。開いたとしても止血くらい、自分でできる。心配は無用です。では失礼します」 ここに居ても、有益なことなど1つもない。