火星人門田さん



美香が、立ち上がった。




美香は、わりとこういう場合無謀な事をするのを知ってる為に僕は、慌てて立ち上がったがそこに蹴りがまた入り転びそうになった。




その時だった。





緑の光線が広い範囲に出て三人を包み込んだ。




三人は、アチチと言いながら海に飛び込んだ。




しかし、緑の光線は、まだ三人を包み込んだままで三人の身体は宙に浮かんだり海に落ちたりを繰り返した。




ブルーシートから光線は、出ていた。




浜辺の人達がだんだんそれを見て騒がしくなって来た。




「門田さん、もう止めて!まずいよ!」



美香が、門田さんを叱るように止めた。



浜辺の人達の視線が僕達に集まって来ていた。




「英男、逃げよう。」