「だいたいお姉ちゃんが水着で来ないからだよ。
彼氏の管理能力も疑うね。」
息子は、美香から踵落としを食らって黙った。
しばらく黙ってあちこち見回してたが門田さんが急に焼きそば食べたいと言い出した。
「朝食べただろう。
我慢出来ないなら美香が、パンとかおにぎりを買って来てるからそれでいいだろ?」
「いや、ここは、譲れんですよ。
領土問題より譲れない問題でごわす。」
「何故そんなに焼きそばにこだわるの?帰って焼きそば作ってあげるよ。」
「すんまへん。美香さん。
わしの、わがままって事は重々承知の助ですが海に来たら海の家の焼きそばでしょう。
これは、日本人なら外せんです。
あ!すんまへん火星人でも在日火星人には、外せんでごわすよ。」


