「それとね。やはり少しだけ綺麗なエッチシーンが必要だよ。

お姉ちゃんとちょっとここで実演してよ。」



息子は、思いきり頭を美香に叩かれた。


「分かったよ。じゃ二人は、一度別れる火星人の息子にお姉ちゃんは、恋に落ちるんだよ。

そこに、お父ちゃんもお姉ちゃんの事を好きになるだけど、まだお母ちゃんを忘れない複雑な心境ってどうかな?

これこそ禁断でしょう。

そしてお姉ちゃんは火星人の息子と思わずベッドを共にしてしまい快感を覚えてしまう。

相手は火星人なのに身体は、正直」



またもや美香に頭を叩かれる。



「それより、火星人とあなたのアクション物よ。

火星人もこんなタコみたいなのじゃなくてあなたの優秀なサポート役の人の姿をしたイケメン火星人よ。

それで三人で悪を退治するのよ。

私は、悪の組織にさらわれちゃうのよ。
それが金星人ってどうかな?

悪役は、金星人よ。」



「金星人は、そんなに悪い奴って噂聞かないからなあ。」



「そう。ごめんね。」



門田さんの真面目な一言に美香が謝った。