僕は、美香に引っ張らながらも諦め切れない気持ちがあったが仕方ないかとも思った。




それに、こうして手を握りあってるだけでも何とも言えない幸福感がありこの女が自分の彼女で良かったなあと思えた。



「しかし、門田さん親子って面白いよね。

英男なんか門田さん親子が居なくなったら絶対寂しいよ。」



「そうかな~一緒だとかなり面倒くさいよ。」




「だってドーナツは、多分食べたかったんだろうけど、私達を二人きりにしようと気を使ってんだよ。」




「そうだなあ。
また帰ったらからわれるよ。」




「そうね。」




美香は、綺麗な歯を見せ笑いながら僕に、身体を寄せて来た。




僕も美香に身体を寄せああこの彼女を大事にしなきゃなと思った。