環七あやめの遊戯

だから、おじさんの家が、とても遠い外国にでもあるかの様な錯覚さえ覚え、おじさんとの思い出の品を見つめては、おじさんに遊んでもらった楽しかった日々を生々しく思い出せた。

でも、さすがにこの歳にもなれば、『夢』見なくても、すぐに会える、つまり、『距離が近過ぎ』て、思い出す必要さえ無いって思っちゃうんだ。

可南子さんのあんみつも、日常的な物、つまりはリアル…-



〈…黄色い線の内側へ下がってお待ち下さい。〉



-あんみつが、リアルじゃ無くなればいいんだ!-



…カッタン、カッタン…カッタンカタン…ガタンガタン、ガタンガタン…


「ぎゃっほーい!」


凄まじい奇声と共に、あやめは発作的に後ろから、可南子の背中を両手で思いっきり押した…