「私達の傷から言ってそんなに遠くには、ガハッ!」 会話中に吐血したシャクナは地に膝をつき、口から大量に血を吐き、その動きによる刺激で腕や腹からも出血したらしく、地面が赤に染まった。 血など見慣れていないミッシェルが小さく悲鳴を漏らすのを聞き取りながら、ロキが素早く立ち上がる。 「シャク、シャク。聞こえるね?」 「は、い。はい、マスター」 ゴホゴホと数回咳き込み、口から血を垂れていたシャクナが地面に手をつき、口元の血を拭い頷いた。