「ミッシェル、我(わたし)はロキ様の従者をしている李 龍雨(り ろんゆう)だ」 唐装(とうそう)と呼ばれる異国の服を身に纏った龍雨が、軽く頭を下げた。 「…はじめまして」 自己紹介などしたことのないミッシェルはどう返していいかわからず、小さく頭を下げた。 「マスター、時期にここも囲まれます」 シャクナの焦りなど無視してロキがへーと暢気に呟く。