冬、微熱


帰っちゃったら…
あたあえなくなるんでしょ!?

「部長…」
「何したんだよ
電話かかってきたとおもったら2人の騒ぐ声が聞こえるし…」
「花乃子ちゃんどうしたの?」
「はい…それが…」

「…裕貴お願いっ
せめて…せめて1時間だけでも…」

「いいかげんにしろ!!」
ビクッ

「少しは保護者の身にもなれよ」

そ… なんだ…

やっぱ私は…

「じゃあ保護者交代…」


「天野かえったもいいぞ…花乃子ちゃんは俺らに任せていいから」

「はい?」
「保護者くらいこっちにも務まるし…」

「…何 バカなこと言ってるんですかっ
…手をはなしてくださいっ」
「何ムキになってんだよ…
ただの保護者のくせに」