でも… 「…兄貴は、分かってんだよな…」 「?…何が?」 「好きっていうのが、どんなのか…」 俺は真っ白な天井を見つめながら、そう言う。 「…まぁな。 絶対、手放したくない人… 守りたい人を見つけたからな。」 「ふ~ん… 大人な兄貴から、子供の俺にアドバイスねぇの?」 「…“そばにいたい”って思ったんなら、そろは確実に、好きってことだと思うよ」 「…そばに…か…」 「まぁ、背伸びしなくてもいいんじゃね? …輝星は、輝星のペースでいけよ。」 そう言うと兄貴は、俺の部屋から出て行った。