明日目が覚めたら

「どういうことだ。」

「実は…」

サンドラは自分に起こった不思議なことを話し始めた。

「…姫様に言われたとはいえ、
 
 あの場を離れるべきではありませんでした。」


「それで、お前の家族はどうした。」

「会いませんでした。いえ、どこにもいませんでした。」

アレクは、チッと舌打ちをした。

サンドラがそばにいることを安心し、

アレクは単独で城内を色々調べていたのだ。

ところが、何も収穫がなく、

諦めて、戻ったところにこの騒動だ。

まるで、初めから、決められたように、

忽然と姫だけが消えていた。