明日目が覚めたら

ハッとして見上げたウルルに

「この国に王はいらない。民衆から代表を立てて

 みんなで国を作るんだ。」

「でも、そうしたら、あなたたちは、」

「 国を追われるか、この国の一国民として暮らすのさ。

 それだけの悪政を、権力を傘に着て父たちはやってきた。

 自業自得さ。兄貴達には気の毒だけど、

 もう大人だ、自分の力でいきていけばいい。」


「驚いたわ!そこまであなたを駆り立てるものは何?」

「母だ。」

「国政を批判して拘束されている母を助けたい。」

「王妃様が?」

「ああ、この先の地下室にいる。会わせてやる。」