サンドラが私を離れて家族に会いに行った。
部屋の小窓から、彼女たちの様子が見える。
よかったねサンドラ家族に会えて。
窓から彼女たちを眺めるのに気を取られて、
後ろから誰かが来ることに気がつかなかった。
お酒のような香りがしたと思ったら
目の前が真っ白になった。
「何?」
何か袋のようなものに入れられているのだろうか、
手足が自由な割に身動きが取れない。
「や、なにこれどうなってるの!!」
姿は見えないが、声だけ聞こえる。
「隣国の姫。悪いが、しばらく付き合ってもらう。
運悪く今ここに来てしまった運命を呪ってくれ。」



