明日目が覚めたら

「誰だろ?」

「姫さまいかがされましたか?」


窓により庭の方へ目を落とす。



「 !…あっまさか…」



「??

 サンドラ知ってるの?」



「母、、です。あと、たぶん妹、あの時生まれた。」



「行って!

 会って話をしてきて。」


「いいえ、いいえ!

 姫さま私は売られた人間です。



 あの人たちはもう、家族ではありません。」

苦しそうに顔を歪ませて俯くサンドラの顔。





「どうしようもなかった。


 たしか、あなたはそう言っていたわ。


 国政のせいで仕方なかったのだと、


ねえ、サンドラ。私は羨ましい。


血のつながりは感情では切れないものよ。

私には兄弟がいない。

母の愛も知らない。

どんなに逢いたくても、決して会うことはできないの。