「姫さまはもう少し、殿方の心の研究をすべきでしょう。」
「ねえ、サンドラ、
それは、私に必要なものなのかしら?」
私は自然に大きなため息をつく。
「こんなふうに呪いに振り回され、
呪いの選んだ人と婚姻をするんのでしょう?
誰かを好きになったりする必要はないんじゃない?」
「そうでしょうか?
実は 私は、逆の解釈をしていたんですが?」
「逆?」
「普通姫様の立場では、
決められた許嫁の方と婚姻をされるものです。
しかし、姫様の場合呪いがあるために、
今までそういった約束ごとを取り付けることができなかった。
そして身分に関わることなく
本当に愛するものと出会い結ばれることができる。
確かに呪いという縛りがあるように聞こえますが、
『本当は、自由に恋愛しなさい。』
と魔法をかけられたような気がしてならないのです。」



