明日目が覚めたら

「こう見ると我が国の暮らしがわかるだろう?

 国民は押並べて皆貧困に喘いでいる。

 夜を通して働けど、生活は苦しいばかり。

 なのに僕らは、こうして何不自由なく暮らしている。

 国を治める者だからといって、

 こんな暮らしをしていてもいいのかといつも憂いている。」


「なら、きっといい国になるわ。」


「何の疑問も持たないで暮らしているんじゃないなら、

 シ-ルド達が変えていけばいいんだもの?」

押し黙っていた、サ-ブルが口を開いた。

「知ったようなことを言う。今までだって何一つ変わらなかった。」

「何か変えようとしたの?」