明日目が覚めたら

ああもう、二人の王子にからかわれたのかしら。

それもそうだが、

困ったことになった、

ここは一体どこなの?

ホントバカ王子、案内すると言って途中で離すな。

あっちウロウロ、こっちウロウロ

していると、

「あれ?ウルル姫?こんなとこで何やってるの?」

「ああ、あの、、」

「シ-ルドの方だよ。」

「ああ、シ-ルド王子。迷子になっちゃって。」

シ-ルドはにやっと笑って、

「案内してあげてもいいけど?」


「口で教えてくれればいいわ。

 連れ回されたり、からかわれるのはもう懲り懲り。」

驚いた顔して、

「誰かにそうされたってこと?」

「あなたの、お兄さまがたよ。」

イライラしながら、ブツブツ言っていると。

信じられないという顔をして、

「先越された。」

と言った。