明日目が覚めたら

生きる意味、、サンドラの人生。

私の肩にサンドラだけでなくたくさんの運命がかかっている。


「そうね、私の命は私だけのものじゃない。」


パチパチ燃え盛る炎の先に、アレクの姿を見る。

目を細めてしばらく眺めたあと。


「明日はお城に着けるわね。」


「はい。」


「今日みたいに我が儘言わずに頑張るからね。」


「はい姫様。」


名目は婿探し、

でも、今度も多分呪いトラップが待っている。


私自身が呪いの媒体。


私の中に記された呪い。


それが全て解かれたとき本当の自分になれる気がする。


だから逃げなかった。


それが危険な道だと分かっていたけれど。