明日目が覚めたら

しばらくしてスースーと寝息が聞こえてきて、

ようやくアレクはほっとした。


「まったく、相変わらずのじゃじゃ馬姫だ。」


ウルルの髪を手ですきながら

寝顔を見つめた。


「成人したんだからって、全くどこがだ。

 生まれたばかりのあの頃となんにも変わってないじゃないか。」


なにか思い出したのかふにゃふにゃ言ってから


「アレク…」


っと呼んだ。


「なんだ?」


と返事をすると。

ガバッと起き上がって、


「明日、目が覚めたら…一番先にあなたに会いたいの。」


はっきりした声で言った。


「なんだそりゃ。」


「だからね、誰よりそばにいてね…」


言い終わるとまたスースーと寝息を立て始めた。