明日目が覚めたら

「もうよかったの?」

ゆっくりと滞在していくように懇願されたが、

それを、断りその日のうちに帰路についた。

口では恨んでいないと言いながら。やはり傷ついているのだろう。


「ああ、なんだかんだ言ってあそこ俺の居場所はないからな。」


「そうね、残るって言われたら困るのは私だし。

 式には来てくれるかしら。」

ウルルはわざと明るく振舞った。


「どうだろうな。弟のユングぐらい来るんじゃないか?」


「みんなに来てもらえるといいわね。」


「そうだな。」


「アルにも?」


「お前、それは無理だろう?」


「だって、アルはアレクのことすごく好きだよ。」


「俺、あいつのおかげで毎日まっずーい薬飲んでるんだからな。」


「結婚祝いに暗示解いてくれるといいのにね。」


「無理だって。あいつは呼んだところで来ない。」


「そうかなあ。」