明日目が覚めたら

傷心の王子は、

進められるがままにグラタの姫と結婚した。

それがウルルの母。

直ぐにお妃に子供に恵まれ幸せな王子を見て、

自分から身を隠したとはいえ、

裏切られた気持ちになった魔女は、

王子に呪いの魔法をかけてしまった。

『生まれてくる子どもは真に愛するものとしか、子孫を残すことができない』

もう二度と誰にも政略結婚などさせない。

身分違いの実らなかった恋の悲しみ。

子どもにはなんの罪もないのに。

その間違いに気づいた頃には、

もう、取り返しがつかなくなっていた。

母の命と引き換えのように生まれた姫に、

自分はなんてことをしてしまったのかと後悔の念にとりつかれた魔女は

すでに王になった王子に事実を告白し詫びた。

そして、この姫のために尽くすと決めた。


その姫こそがウルルだった。