明日目が覚めたら

その日、ウルルの成人の儀が行われた。

この日を迎えるために、1年前ウルルは旅立った。

無事にこの日が迎えられるのか、誰もが半信半疑だった。



錦糸でおられた重厚な民族衣装に包まれて、

ウルルは大人の女性として

民衆の前にたったのだった。

誰もが、美しいその姿にため息をつき、

歓声を上げた。



そして、その席で、

ウルルの婚約が発表された。


そこにはやはり民族衣装で着飾られた、

アレクの姿があった。


身分にこだわらない王の決断に、

民衆は歓喜し、讃えた。


『王様万歳!

 ウルル様万歳!』


歓声の中ウルルの手をしっかりと握り

アレクは微笑んでいた。