明日目が覚めたら

アレクが、ようやくスダクの領地に差し掛かったとき、

ウルルに危険が迫っている予感がした。

ウルル、無事でいてくれ!

城までの距離はまだ遥か先。

馬を走らせる。

縮まらない距離に焦りながら。

まだ大丈夫だと

自分に言い聞かせる。

それに、サンドラだってヘインだっているんだ。

ヘインは上手くやっているだろうか。

落ち着きのない男だが、

姫に対しては、誠実な男である。

歳が近く良き話し相手だった。

差し当って、他の者は思いつかなかった。

城が近づくにつれ、不安感はより強くなっているような気がする。

『アレク!助けて!!』

そう聞こえたような気がする、


ウルル!

城の入口でなく導かれるように城壁の南側の海岸へと

どこだ?