明日目が覚めたら

後ろから、サンドラとランスが付いて来ているのは、

言うまでもない。


「ちょっとごめん。」


ガイアはウルルの手を取りいきなり走り出した。


「お、王様?」


引きずられるように走りながら、


「なぜ走るんです?」


「君の大切な彼らには悪いが、落ち着かないのでね。」


連れてこられた中庭は

子供の頃遊んだ懐かしい故郷を思い出させた。


「アセンデルフの私の秘密の庭に似ているわ。」


「そう?ここは私のプライベートヤ-ド。私の許可無く誰も入れない。」


「ここにあるバラは私が育てているんだ。」


「くすっ。なんか王様って王様っぽくないです。」


「まあ、なりたくてなったわけじゃないし、宰相たちも、

 困ってるいるさ、落ち着きのない王だって。」


「やっぱり。」


クスクスと笑うウルルを、眺めながら


「あなたは、魅力的な女性です。」


「は?」


「美しいだけでなく、明るく、知的な話し方をする。

 ジェインを気に入られましたか?」