明日目が覚めたら

国王ガイヤもまた、久しぶりに愉快な気分だった。

ガイヤにとって、ジェインは最近の心配事の一つだった。

家臣や王族たちがジェイン達親子を訝っていることだ。

義母は幼い頃から実の母のように自分を大切にしてくれた。

ジェインもリアンも半分だが血を分けた兄弟。

かけがえのない家族なのだが、

ガイヤが正統後継者に決まった瞬間から、

ジェインたちを今の地位を奪って廃位させようとする

周りからの圧力がかけられるようになった。

王の権限でそれ以上のことを言わせないようにさせてはいるが、

嫌な空気が、城に漂っていて気分は少しも休まらない。

ジェインは、元々城の中が嫌いで、

城にいる時間はほとんどなかったが、

ここのところはほとんど姿を現さなかった。

ところが、今朝は、

朝から鼻歌を歌いながら過ごし、

食事も一緒にとっていた。

アセンデルフの姫が滞在しているせいだろうか。

確かにあの姫は魅力的だ。