「頼もしい姫だ。アセンデルフはいい育て方をしている。 我が后にと言いたいところだが、跡取りの姫だと聞いておる そうなのだろう?」 「まあ。お褒めいただき光栄です。 その通りです。 国に戻って跡を取らねばなりません。」 ウルルがあまりにも、あっさり言うので、 国王は大声で愉快そうに笑い、 「手に入らないと思うと、欲しくなるものだな。」 といった。 ウルルは侍女が言っていたように、 快活で魅力的な王だと思った。 体はがっちりと鍛えられ、 漆黒の髪と瞳が印象的な美しい顔立ちをしている。