明日目が覚めたら

私たちのやり取りを見ながら

ふっと

笑って大声で馬鹿にした言い方をする。

「は、とんだ茶番だな、

 生ぬるいったらない。」



その言葉に反応するように、

サンドラは反対の方の頬を殴った。


「生ぬるくて結構!私たちは昨日今日知り合ったあなたと違って、

 何年もの積み上げた信頼関係がある。」


アレクは、さっきと変わらない表情をうかべて

アルに向き合った。


「アル、お前何か目的があるようだな。

 この際だ、全部吐いてもらおうか?」



サンドラとアレクに詰め寄られたアルは

 小柄なカラダをもっと小さくして、



「わ、悪かっった…オレはやらされてるだけなんだ、

 これには親父が絡んでるんだ…

 今やっている俺たちの商売は…

 物を売るのではない。」