明日目が覚めたら

ウルルがアレクをアルと呼ぶようになったきっかけだ。



それは、12年前------


ウルルがまだ4歳、アレクが15歳の頃


「もう嫌だもん。字の勉強なんてつまんない。」


「ウルル、もうすぐ5つになるのだから

 文字を読めるようにならないといけないよ。

 本を読めるようにならないし、勉強にならない。」


「いいわよ、本なんか、アレクが呼んでくれればいいでしょ。

 勉強なんかしなくていいわ。」

「いけません。」

アレクはウルルをひょいと抱き上げた。

うるるはこうされるのがすごく好きで業とわがままを言うのだ。

「あれ?ん~~~~~、」

「どうした?」

「髪の毛引っかかっちゃったみたい。」

「ああ、これで大丈夫。」