明日目が覚めたら

 途方にくれた。

なんであの時もっと確認しなかったのだろう。

なぜ、声をかけなかったのだろう。

なぜ、無理やり連れ帰らなかったのだろう。

今になってみれば、不自然なことばかりだったのに。


何を言っても、もう、戻ることはない。


「アレクなしで旅を続けることは危険です。

 こうなっては一度帰国しましょう。

 でも、砂漠を超えるには誰か雇わないといけませんね?

 誰か雇いますか?」」


「嫌。アルの代わりなんて、誰もできない。」


「しかし、姫さま誰もなくては、この国をでることすらできません。」


「アルは戻ってくる。」

「姫さま…」

「戻ってくるんだから!」