明日目が覚めたら

町娘の格好は、

軽く走りやすい。

ウルルは、いつもの倍以上の速さで走っている自分に気が付いた。

「軽いわ、この布は何でできているのかしら。」

足を止めたウルルに、

やっと追いついたサンドラが

苦しそうに息を吐いて、


「姫さま走るの早すぎです。

 もし何かあったら私は、、

 今夜、あなたを誘ったことを一生後悔することになります。

 いや、もう後悔しているにですが、

 申し訳ありません。」


「サンドラのおかげで楽しい思いをしたわ。」


「姫さま、アレクは具合が悪かっただけなのかも、

 昼間のこともありますし…」


「裸だったわ。

 警戒心の強いアルがあんな無防備になれるなんて…」


「はあ、そうですね~」


「アレクも大人の男ですもの、

 色々あるわよね。

 私のお守りに退屈してたのよきっと。」


作り笑顔のウルルをサンドラはそっと抱きしめた。

「姫さま。」