明日目が覚めたら

「ど、どうかしら?」

「きゃ~姫さまお似合いです。庶民のお召し物を着ても、

 可愛らしい。」

サンドラ絶賛の町娘の格好が他からどう見えるのかわからないけど、

夜だし目立たないに違いない。

「さあ、行きますよ。迷子にならないようにしてください。」

町娘の格好をしたふたりは、

夜の闇に紛れて城を抜け出し、

街へと繰り出した。

昼間見たサラの店に向かって。

夜の街なんて

歩いたことのないウルルは興味津々。


「まあ、サンドラあれはなにかしら。」


「まあ、なんでしょう、入ってみましょうか。」


「まあ、あれは?食べてみたいわ!」


「召し上がりますか?」


サンドラとウルルは、

アチコチ寄り道しながら、

異国の夜を楽しんでいた。

すっかり

アレクのことを忘れて。