明日目が覚めたら

「母上の声はショックででなくなった。

 愛されていると思っていたのに

 こんな扱いされて

 何度も自害しようとした。

 それすら、王は許さなかった。

 そしてこんなふうに自分を失くして

 泣くことも、笑うこともなくなった。」


「ひどい…」


「俺は母の意思を継いで自由主義の国を作る。

 王政などなくなっていい。

 この時期に、のこのこ、やってきた隣国の姫。

 お前は、ここに囚われ、国同士の争いの火種になってもらう。

 殺してしまってもよかったんだが、何かの

 切り札になるかもしれない。」


壊れている。王の心、王妃の心、そしてこの男サ-ブルの心も。

ここにウルルがいるのは、何か意味がある。


そんな気がしてならなかった。