『未来を変えたければ、この手を掴め』 躊躇いつつも、しっかりと ──この手は握られた。 『お前、名前は?』 『……竹原、透眞』 『わかった、トーマ。 今日から竹原の名を捨てろ。 過去を捨てろ。 お前は今日から、俺と共に、新しいスタートを切るんだ』