梨「おい、その辺にしとけよ」 私がそう言うと、全員がこちらを見た。 もちろん、今の私は黒蝶で佳菜は紅蝶。 大切な仲間が次々と病院送りにされているんだから、私が黙っているわけない。 怜斗たちに寮に送ってもらったあと、私たちはこうして街に出る。 「あ?誰だてめぇ」 「チビはさっさと消えろ」 男達はそう言うと、また2人を殴ろうとした。