堕天使の恋

「貴女は…」


思わず警戒の眼差しを向ける、足音の主に。


「貴女は確か…セイの仲間のラグさん…」


この人にセイは刺された、仲間だと思っていた人に。


「私の名前を…知ってるのね?」


「セイはいつも貴女の事を話してましたから、とても優しい仲間だと…っ」


その時ラグさんが動揺したのを見逃さなかった。


「…それなのに貴女は…っ!セイを刃で刺したっ、仲間だと貴女を仲間だと誇らしげに話していたセイを…っ!」


涙が止まらなかった。


「セイがそんな事を…、っ、うっ……」


「ごめん、ごめん…なさ…い」