私は、まぁ、今日だけなら…と思い頷いた。




カイにはいろいろとお世話になったしね。




『よし!じゃあ、今からすぐ用意して!!サカキ…あとは頼む』





『かしこまりました、では、まなつさん、こちらに』




私は、ちらりとカイを見た後、サカキさんについていく。




そして、




『このドレスに着替えてください』



手渡されたのは…




フリルを多くあしらったなんともかわいいドレス。



生地の肌触りも最高で…かなり高そう。




『あの、これ私なんかが着て本当に大丈夫ですか?…汚したりしたら…』




『大丈夫でございます、これは、カイ様からまなつさんへのプレゼントです、今、世話がかりが到着いたしますのでしばらくお待ちください』





サカキさんは、笑ってそう言ってくれた。