『え…でも…あそこは危ないよ、おばあちゃんも言ってたし…』 私は、正直あの森が苦手…いや怖かった。 なぜかはわからないけど…あの森には近づきたくなかったんだ。 今、考えると、普段の祥ちゃんは、行こうなんて絶対言いださないと思う。 『大丈夫だって、オレがついてるからさ』 でも…そんな風に言われた私は、断ることも止めることもできなかった。