『まぁ…そんなに畏まらないでください…真夏さまは大切なお客様だから丁重に扱うようにと…リュウ様からもお伺いしています』




そう言って、笑うシュカさんの顔が春美さんに似ている気がして…なんだか懐かしく感じた。





『あ、ありがとうございます…』




『さぁ、真夏さまこちらへどうぞ…一先ず汚れた服を洗いましょう?』




クスッと上品な笑みを浮かべ、私を手招きする。




そんな些細な仕草までもが春美さんに似ている。




『は、はい…!』





私は、素直にシュカさんの後に続いてお城の中に足を踏み入れた。