*解き明かされた真実




『もう…ここどこなの…??この前来たときと何か違うの??』






走っても走っても、見えてくるのは岩の壁。





だんだん、体力もなくなってきた。







その時、




ザッ




曲がり角のほうで人の気配がする。






…もしかして、ヨウ…?





そう思って、ゴクリと息を飲んだ私。







そして、私の前に現れたのは……







『…真夏…?』





『…リュウ!?』





息を切らして肩で呼吸をしたリュウだった。