つられて、俺も笑いかける。 「……全員無事で、また会おうな」 「あぁ」 「当たり前だ!」 俺が突きだした拳に……。 二人が、それぞれの拳を合わせた。 頼りがいのある熱さが、そこにある。 俺達は、仲間だ。 絶対に、全員無事で帰ろう。 「行くぞ!」 俺の声を合図に、全員が神剣を構え……。 黒い妖気が燃える城へ、突っ込んでいった。